歯科医療従事者のための化学物質管理者・保護具着用管理責任者選任支援オンラインセミナー開催のお知らせ
平成28年6月より業種・事業規模にかかわらず化学物質の製造・取扱を行う全ての事業場において化学物質のリスクアセスメントが義務化されたことに伴い、令和6年4月からは歯科医院などの医療機関でも「化学物質管理責任者」の選任が義務化されました。
また、リスクアセスメントの結果に基づく措置として、労働者に保護具を使用させる時は「保護具着用管理責任者」を選任し、有効な保護具の選択・保守管理など保護具に係る業務を担当させなければなりません。
未選任の場合は労働安全衛生法違反となり、最長6ヵ月の懲役または50万円以下の罰金が課される恐れがあります。 (基発0531第9号 令和4年5月31日)
化学物質管理者
化学物質管理者の職務
- ラベル・SDS等の確認、化学物質に関わるリスクアセスメントの実施管理
- リスクアセスメント結果に基づく、ばく露防止措置の選択、実施の管理
- 化学物質の自律的な管理に関わる各種記録の作成・保存、化学物質の自律的な管理に関わる労働者への周知、教育
- ラベル・SDSの作成(リスクアセスメント対象物の製造事業場の場合)
- リスクアセスメント対象物による労働災害が発生した場合の対応
保護具着用管理責任者
保護具着用管理責任者の職務
- 保護具の適正な選択に関すること
- 労働者の保護具の適正な使用に関すること
- 保護具の保守管理に関すること
令和6年4月からはさらに皮膚等障害化学物質等の製造・取り扱い時に「不浸透性の保護具の使用」も義務化されました。(基発0704第1号 令和5年7月4日)
皮膚等障害化学物質には、「皮膚刺激性有害物質」と「皮膚吸収性有害物質」があります。
皮膚刺激性有害物質
皮膚又は眼に障害を与える恐れがあることが明らかな化学物質
⇒局所影響(化学熱傷、接触性皮膚炎など)
皮膚吸収性有害物質
皮膚から吸収され、もしくは皮膚に進入して、健康障害の恐れがあることが明らかな化学物質
⇒全身影響(意識障害、各種臓器疾患、発がんなど)
オンラインセミナー
歯科医療機関のための化学物質管理者・保護具着用管理責任者選任支援オンラインセミナー (随時開催)
受講費用:1名13,000円(税別) テキスト代込み
国で認められた化学物質管理専門家の資格を有する歯科医師が講師を務めます。 (基発0714第8号 令和5年7月14日)
認定証を発行しますので、診療室内の見やすい箇所に掲示する等により関係者に周知してください。
後日郵送いたします。
受講申込
歯科医師会単位(都道府県もしくは郡市区)でお申し込みください。(個人での受講はできません)
協会事務局宛までmailかLINEでお問い合わせください。セミナーの詳細(カリキュラム・申請手続等)をご連絡いたします。
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日本労働災害防止コンサルタント協会
〒104ー0061
東京都中央区銀座1丁目12番4号N&E BLD.6F
e-mail:info@consultant.jpn.org
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